Life-Log

日々の雑記を綴っています。興味のあること・日常気付いたこと、撮影した動画や写真をUPしています。よろしくお願いします。

営業という仕事の楽しさが少しだけわかってきた。

40歳を越えてから。
私は「営業」という仕事を初めて経験した。

それまでは接客業をしていたものの、「営業」という分野は初めて。
しかも40歳を越えてから。

「営業」という仕事へのイメージって、
一般的にはどう捉えられているんだろう?

私の中の「営業」のイメージは。

・成績を上げれば報酬が上がる
・成績を上げるためにガツガツとしている
・成績が悪ければ上司から詰められる
・けっこう嫌われる

なんだか、マイナスなイメージが強くて(笑)

「他人を蹴落としてでものしあがりたい」
それくらいの野心がないとできない、そんな仕事かなと思っていた。

それでも、自分の人生において、一度も経験せずに「No!」という
回答を出すのはどうかな、という思いもあり転職をした。

最初は保険の代理店営業。
面接では既存代理店の管理や対応がメインと言われていたものの、
業界の変化に伴って、結果的には数字に追われることになった。
今でこそ、経験しておいてよかったと思うけど、
働いていた当時はもう、毎日鬱蒼とした日々。

「誰かが誰かの客を奪った」
とか、まるでドラマの世界で起きるようなことがあったり。
私は成績を貪欲に追うタイプではないため、
張り出される成績は常に下位。
ちなみに全国でも下位の成績だった。
いつの間にか違う部署にいた同期は見切りをつけていたし、
上昇志向の強い人間はたとえ新人でも良い成績を上げている。

もちろん、私自身の努力不足は否めない。
でも、いわゆる「水が合わない」状態だった。

ここで学んだことは
・貪欲でなければ営業はできない
・成績を上げなければお金も満足に稼げない

私は正直なところ、あまり貪欲なタイプではない。
お金は欲しいけど、その前に働いていた場所で精神的にも
まいっていたこともあり、マイペースで働きたいと思っていた。
つまり、私の理想とする生き方はできないと思い、見切りをつけた。

もちろん、経験したこと自体はよかったと思う。
営業の世界がどんなものなのかを体験することができたから。

ひとつ思うことは。
1年で答えを出すのは早かったかなということ。

向いていない仕事に時間を費やすのは無駄だと、
当時の私はそう考えていた。
でも。
もし2年目、3年目と経験を積んでいれば、それなりに要領を得て仕事していたのかも。

営業の仕事は「売ること」「利益を上げること」が重要だけど。
同じ場所に長くとどまることで築けるものもある。
それが「人脈」。
人付き合いが苦手なら、なおさら。
時間をかけて相手と向き合うことで、大切な人脈が生まれることもある。
この「人脈」があるから、次の売り上げにつながるし、利益につながる。

協力してくれる人を増やす。
それは人脈という武器の特徴だ。

今は全く違う分野の営業をしているが、「人脈が大切」だということは
今の仕事でも痛感している。
長年働いている先輩との成績の差は「人脈」だと思うことが多々ある。

人は知らない人には警戒心を抱く。
知っている人に対しては警戒心を抱かない。
知らないものは怖いから。
知らない人に知らないサービスを勧められても、
警戒心が解けない限り成約につなげることは難しい。

私は40歳になってから営業の仕事を始めた。
実のところ、人付き合いは得意ではないし、飲み会も好きじゃない。
でも、実は今ちょっとだけ仕事が楽しい。

営業という仕事を初めて、今年で3年目になるけど。
ようやく少しだけ、「営業」という仕事の楽しさがわかってきた気がしている。

もちろん、転職したばかりなので人脈というほどのものはまだないけれど。
プライベートで知り合えることがない人とも、「営業」という仕事を通じて
話をすることができる。
私のような「人見知り」には、むしろありがたい仕事なのではないかと、
最近ちょっと実感している。