転職に失敗しないために。心が疲れ切ってしまう前に行動を起こすべき
「転職したい」
そろそろ入社して1年になるという方も多いこの季節。
また、キリがいい時期に転職したいと動き出す方も多いでしょう。
今日は「転職に失敗しない」ための記事をお送りしたいと思います。
ただ、スキルとか実務面とかのお話ではなく、「心情」の部分でお話していきたいと思います。
なぜなら。
私が過去に転職に「失敗したなぁ」という経験をしているから。
私のような思いをする人を出さないように。
そんな気持ちで記事にしました。
では。
今回のポイントはこの2つ。
①心が疲れきってしまう前に行動を起こす
②前職を辞めた後なるべく短めの時間で次へと移行する
①心が疲れきってしまう前に行動を起こす
私も転職歴があります。
しかも3回。しかも30代後半から40代前半の間で3回(笑)
今のところ一番の失敗だと感じたのは。
「心が疲れきった状態からの転職活動」
です。
すごくわかるんです。
疲れてしまったからこそ、環境を変えたい気持ち。
今の仕事より、もっといい仕事があるんじゃないか。
なんで今私はこんな仕事をしているんだろう。
なんでこんなに疲れる毎日を続けているんだろう。
こんな思いから転職を決意しましたが、問題はそのあとでした。
有休消化の間、一気に気が抜けてしまい、それまでの精神的な疲労がどっと押し寄せました。
でも、次の仕事を見つけなきゃいけない。
貯金も退職金もそんなに多いわけではなかったので、とりあえず「今までより精神的にも肉体的にも安定して働ける職場はないか」と、そんな思いで探し始めました。
幸い、とある大手保険会社の中途採用で雇ってもらえたものの、問題はまたまたそのあとに出てきます。
「やる気が出ない・・・」
特にその仕事がしたいというわけではなく、とりあえず何でもいいからという気持ちでつかんだ転職に、明るい未来は待っていませんでした。
「こんなはずじゃなかった」という思いであふれる毎日。
当然楽しくはないし、そんな気持ちで仕事しても成績だって上がるわけがない。
自分にどんどん自身が持てなくなり、周りの人とのコミュニケーションも取れなくなっていき、悩みを相談できる人もいない、そんな状況でした。
今にして思えば。
疲れきった状態で転職先を探し、モチベーションが低いまま次の仕事に挑んでしまったことが失敗の原因だと考えています。
そして、そんな状態では他の人にも迷惑がかかるし、自分の評価だって当然上がらない。
もし、私の心が疲れきってなく、モチベーションが低くはない状態で転職していたら、結果は変わっていたのかもしれません。
新しい仕事に希望を持って転職する。
「心が疲れた」という状態から抜け出すことができないままでは、そんな思いすら抱けないということを痛感しました。
だから、転職したいという思いがある方は、できるだけ「疲れきってしまった」という前には行動を起こしてください。
新しい仕事では、慣れないことで苦労することだって必ずあります。
でも、困難を乗り越える力を持っているうちに、新しい環境へチャレンジすることをお勧めします。
②前職を辞めた後なるべく短めの時間で転職先へと移行する
そんな私の次の転職活動ですが、ここは「よかった」と思うことをお伝えします。
「こんなはずじゃなかった」という思いから抜け出せずにいた私ですが。
ある日、一大決心して次の転職に踏み切ることにしました。
仕事が楽しくないと、プライベートも充実しない。
大手保険会社は、たしかに雇用面では安定した職場でした。
でも、自分にとっていちばん大事なことは何か。
それを考えた時、私は「安定」より「自分の気持ちが充実すること」がいちばん大事だという結論に至ったのです。
そして、今度は疲れきってしまう前に行動を起こしました。
同じ失敗をしないように。
次の転職に関しては、
・自分の好きな分野を徹底的に選び抜く
・その仕事で自分の気持ちが充実するか
・生活に困らない程度の給料はもらえるか
という3点で選ぶことにしました。
結果、私が以前から一度はやってみたいと思っていた仕事を見つけ、すぐに応募しました。
ずっと求人が出ていなかった仕事だったので、本当に運がよかったと思います。
そのチャンスを逃すわけにはいかない。
そう思ったからか、行動は本当に早かった。
それからすぐに採用が決まり、正式に退職を申し出て、有休消化をしてすぐに次の仕事に挑むこととなりました。
期間は1か月もかかってないです。
有休の残りも3日程度だったので、退職して1週間たたないうちにスタートを切ることができました。
もちろん、会社の規定などで「退職の1か月前には申し出ること」などという社内規則はあったんですが。
実はかなりフライングで上司には1か月以上前には退職したい旨は話しており、もし決まらなかったとしても、辞めるつもりではいました。
ただ、有休残日数も少なく、もし決まらなかったら完全なる無職になる可能性はあったんですが(笑)
でも、そこまで決意したからこそ、スピーディな行動が起こせたんじゃないかと、今はそう思っています。
モチベーションを常に高く保つことは難しいです。
でも、まだパワーが残されているうちに次へと移る。
パワー不足のまま、新しい環境へのチャレンジはやはり難しいと思います。
また挫折してしまい、「こんなはずじゃなかった」というループに陥る危険もあります。
そうなると仕事って楽しくない。
もしかすると新しい職場で新しい可能性を見つけられるかもしれないのに、パワー不足だとそれもままなりません。
せっかく新しい環境へ挑むなら、あなたにパワーが残っているうちに挑んでください。
私は今にして思えば転職の失敗は自分に原因があったんだと思います。
その中でも気持ちの問題はやはり大きいということを痛感しました。
もちろん、気持ちだけではどうにもならないことだってあります。
それでも。
気持ちよくいられる・やる気がある。
そういった思いがあってこそ、仕事も頑張れるのではないでしょうか。
私の失敗談がお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^♪