Life-Log

日々の雑記を綴っています。興味のあること・日常気付いたこと、撮影した動画や写真をUPしています。よろしくお願いします。

人見知りだから営業は苦手?人見知りだからこそ営業はやってみたほうがいいと思う。

人見知りこそ営業という仕事に携わってみるべき。

私はそう思う。

 

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「人と話すのが苦手なのに、営業なんてつとまるわけないじゃん」

そんな声が聞こえてきそうだけど。

でも、私は「人見知り」こそ、営業をやってみるほうがいいと思っている。

 

そもそも、こんな主張をしている私も。

なかなかの人見知り。

友人を作ったり、友人から誰かを紹介されてもなかなかうまく打ち解けられない。

人付き合いが得意ではない。

そんな自分に営業の仕事なんて務まるものかと、何年も避けていた。

 

ただ、人と接するのが嫌いなわけではない。

接客業はずっと続けていたが、カウンター業務だったり、いわば窓口でお客様を待つ立場の仕事ばかりで。

もちろん、それも最初は苦手だったけど。

でも何年も続けていくうちに人と話すことは嫌じゃなくなった。

「仕事」という建前が、「人と話す」ことへの耐性を作ったんだと思う。

 

窓口の仕事は、外を回る営業と違って、お客様を出迎えるもの。

対して、外回りの営業は、相手のところに自分で出向かないといけない。

もちろん、飛び込み営業が必要な場合もあるし、紹介で相手のところへ出向くこともある。

正直、どちらも苦手だった。

知らない人といきなり話なんてできるものだろうか。

なんで周りの人たちは、誰とでも簡単に仲良くなれるだろう。

私にそんなことできるものか。

 

ずっとそう思っていたけど。

とうとう営業の仕事をする日がやってきたのだ。

「やったことのない仕事をしてみよう」

ただそれだけだった。

 

接客経験があれば、営業の仕事も慣れてくればそれなりにできるだろうと思っていただけど。

最初はやっぱり人見知りが災いしてうまくいかなかった。

自分から「売り込む」ことが苦手だった。

だから成績はなかなか上がらない。

悔しいけど、なかなか苦手を払拭できなかった。

 

でもある日のこと。

突然大きな売り上げが出た。

なんでだろうと思い、相手に理由を聞いてみた。

その時に言われたのが、「いつもちゃんと話を聞いてくれるから」という言葉だった。

売り込まれることに抵抗があったその人に、私はいつも簡単に商品の説明をするだけで、あとはおしゃべりに付き合うという、会社からすれば何の生産性もない営業だったと思う。

大抵は相手の話を聞くだけ。

そもそも自分を売り込むことが苦手だった私は、相手の話に付き合うことのほうが楽だったし。

宿題をもらえれば次に出向く口実ができるので、緊急でなければその場で答えず持ち帰りにしたこともある。

 

もし私が人見知りなどせず、相手に自分をガンガン売り込むタイプの人間だったら、その時の契約は生まれなかったかもしれない。

 

つまり。

人見知りの利点は、「相手の話が聞ける」ということ。

相手に安心感を持ってもらえるようになるには少し時間がかかるかもしれないけど、ガンガン売り込むだけが営業の仕事じゃないってこと。

(もちろん、ガンガン売り込む営業が悪いとは言わないし、今でもうらやましいと思うけど)

 

そしてなにより人見知りの皆さんに営業という仕事を勧めたい理由は。

自分から友達を作るのが苦手だからこそ、「仕事」を通して貴重な出会いという機会をもらうことができる。

普通に生きていたら知り合えない相手とも、「仕事」を通してなら話をすることができる。

いろんな人の知識や見解を、給料をもらいながら自分のものにすることができるのだ。

 

プライベートでも自分を売り込めるような社交的な人なら。

自発的に出向いて、様々な人々との交流をすることもできるだろう。

でも。

人見知りともなると、プライベートで人と交流をするのは結構な勇気が必要だし、なかなかのストレスになる。

だからこそ、仕事を通じて会社の社長さんとお話ができたり、普段話すことのないような人との話ができるというのは、本当に素晴らしいと思う。

 

ガンガン売り込みができるだけが営業の仕事ではない。

話を聞いてくれることを願うお客様もいる。

人見知りだから営業はできないと思っているあなた。

無理にとは言わない。

でも、一度くらいはやってみる価値があると思う。

時間はかかるかもしれないけど。

私は仕事を通じて、たくさんの人と話ができる「営業」という仕事をやってよかったと思っている。